身分証は香港人の国民証
香港在住であれば、11歳以上の人は皆「香港身份證」と言われるIDカードを携帯する義務があります。日本でも近年「住基カード」のようなIDカードが発行されるようになりましたが、特に取得や携帯の義務はありません。しかし、香港でこの身份證は大変重要で、ただの不携帯でも処罰対象となることもあります。
入出国の際、また役所や携帯電話の契約時などにも提示が求められ、政府も国民の様子をこのIDカードのデータを元に管理をしています。1949年にこの身份證が発行されてから、現在ではICチップを組み込んだ「智能身份證」への切り替わりが推奨され、運転免許証との連動などが計画されています。
全ての個人情報がこのデータカードで管理されている分、一部では不満の声もあるようですが、犯罪者の長期間の逃亡防止や、税金の取り逸れにもこの身份證携帯の義務が効果を発揮している面があるようです。